金欠薬剤師のブログ

勉強の内容や、ツイッターで話題になってることを自分の考えとともに書いています。

メニエールってなんだ?

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朝からニュースで話題のタッキー&翼の解散】

その中で、気になってしまったワード。

メニエール病

めまい聴力障害が起こって、おいしくない薬を飲むっていうイメージ

知識更新のため、調べてまとめてみようと思いました。

 

 

1:メニエール病ってなんだ?

症状は

 ・10分~数時間程度の回転性のめまいが何度も起こる。

 ・難聴・耳鳴り等の聴覚症状が起こる。

と記載がありました。(資料の1番目)

脳の障害ではなく、耳の障害によるものみたい。

耳の奥にある『平衡感覚』をつかさどる部分に何か起こってるかも?って感じらしい。

なので、蝸牛型・前庭型などの分類があるよう。

原因ははっきりは分かっていないようです。

ただ、調べてて分かったのは

・めまいの症状が長時間(10分以上続く)⇒メニエールを疑う

・めまいの症状が短時間(10分以下)⇒脳などに原因を疑う

ってことかな。

 

めまいの症状があって、詳しいことを聞きたい場合は

お医者さんに聞いたほうがいいよ!

主な診療科は『耳鼻科』です。(耳の病気だからね)

 

2:どんな治療する?なんの薬を使用するの?

治療はたくさんあったし、難治性の場合、様々な方法がとられるみたい。

ただ、一応薬剤師として、薬について勉強してまとめみます。

 

①内耳循環改善薬

主に処方されるのがこの分類の薬だと思います。

⇒どれも半減期が短く、1日3回の服用が必要。

・ジフェニドール(セファドール®)

抗コリン作用があるため、緑内障とか前立腺肥大の人は慎重投与

・dl-塩酸イソプレナリン(イソメニール®)

⇒アドレナリンとかと同じ様なものだから、重症な冠動脈疾患は禁忌

・ベタヒスチン(メリスロン®)

ヒスタミン類似作用がある。喘息の人・消化器潰瘍ある人は慎重投与

・アデノシン三リン酸(アデホス®)

⇒神経や細胞の栄養的な感覚。ATPと呼ばれる。

・カリジノゲナーゼ(カルナクリン®)

血管拡張作用がある。脳出血直後は使用しない。

 

②利尿剤

耳の奥にある平衡感覚をつかさどるところに水がたまってむくんでるという考えから、利尿剤が処方されることがあります。

・イソソルビド内溶液(イソバイド®)

まずい。炭酸と一緒に飲むとおいしいとかいわれてる。味見したことあるけど、割るとのむ量が増えるから、そのまま一気に流し込んだほうがいいと思う。(個人的な感想です)

・アセタゾラミド(ダイアモックス®)

⇒錠剤の薬、結構おしっこの回数が多くなることがある。血圧も下がる。

フロセミド(ラシックス®)

⇒使う場合もあるみたいだけど、適応通ってないね。適応外の使用になるのかな? 

 

③その他

めまいの急性期にはいろんな薬を使用します

・めまいによって吐き気がする場合⇒吐き気止め

・めまいだけでなく頭痛がする場合⇒NSAIDs

・めまいがひどい場合⇒ステロイド

・不安感がひどい⇒抗不安薬

その他、随伴する症状を抑える薬がDrの裁量で。。

 

3:調べて思ったことなど

めまいがある状態で、歌って踊るなんて絶対出来ない!

上手くコントロールして、付き合っていくのが大切みたい。

実際知り合いにもメニエールになった人がいるけど、上手く付き合ってるようです。

そして、決して無理しない!

これも重要な要素だそうです。

薬もいろんな種類があるし、治療法も色々ある。

(正直、軽い気持ちで調べだしたらとまらなくてつかれた)

ただ、新薬はなさそうなので、メーカーさんは狙い目!?

 

とりあえず今日はここまで

 

参考資料

メニエール診断基準2017|J-Stage

メニエール病 - 19. 耳、鼻、のどの病気 - MSDマニュアル家庭版

抗眩暈薬表

セファドール|Pmda 

イソメニール|Pmda 

メリスロン|Pmda 

アデホスコーワ|Pmda 

カルナクリン|Pmda 

イソバイドシロップ|Pmda 

ダイアモックス|Pmda