学生の勉強は社会で役に立たないという風潮
この前ツイッターを見てたら
「薬学部で勉強している内容は薬剤師になってから役に立たない」
というのが流れていました。
それに対する考えをつらつら書いてみます。
確かに
「薬剤師になるために薬学部に入ったのに、薬剤師になってから必要の無い知識を学ぶのは意味無いじゃん」
と思ってしまうかもしれない。
でも、「知ってるけどやらない」のと「知らないし出来ない」のは大きな違い。
特に薬学部で学ぶことは基礎の部分だと今になって思う。
化学式とか反応式とか、今はまったく使っていないかもしれない。
でも、薬の構造式見て
「あーコレは構造が似てるから、アレルギーとか起こるかもな」
とか
「ここら辺から切れそうだから、あの薬と同じ効果があるのかもな」
とか考えられるようになるのも、薬学部ならではだとおもう。
実際、何も知らない人が見たら有機化学の構造なんてどれも同じに見えるらしいよ。
勉強は
「ひたすら問題と答えを暗記して回答を導く」
のではなく、
「なぜそうなるのか?理論を構築して回答を導く」
ことをやっていくことが重要なんじゃないかなと思う。
めんどくさい実験の実習で養うのはこの部分だと最近は思っています。
情報があふれるこのご時勢で
【疑問発生】⇒【調べる】⇒【自分なりに解釈】⇒【アウトプット】
この試行錯誤が出来るかどうかが重要だと思う。
最初の
【疑問発生】⇒【調べる】
の移行が出来てないことが多く、忘れ去られてしまうけど。
本当はしっかり調べてアウトプットまで出来れば最高だよね。
それが出来るようになるために、卒論とかがあるんじゃないかな?
なんにせよ、知識は一生モノの武器だと思う。
何かを調べる時、ある程度知識を持っていないと、変な情報に流される。
その変な情報に流されないためにも、学校での勉強は必要なんじゃないかな。
そんな感じに社会人になってから思っています!
学生時代、ちゃんと勉強しておけばよかった!!笑
とりあえず今日はここまで