金欠薬剤師のブログ

勉強の内容や、ツイッターで話題になってることを自分の考えとともに書いています。

セルフメディケーションってなんだ?

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最近ちょこちょこ話題になってる言葉
セルフメディケーション
いまいち定義とか分からないから調べてみた。

1:セルフメディケーションの意味

厚生労働省のHPで見ると
「自主服薬」
と書かれていました。
薬を飲むことが前提になっている言葉なんだと改めて感じました。

 

2:Googleセルフメディケーションと調べてみた

検索上位はほぼ「セルフメディケーション税制」関連の記事ばかりでした。
一応、保健薬剤師として確認しております。
でもね、言わせてもらうと
1年間で1万2千円以上も医薬品を買わないよ!
ってこと。
お偉いさんは何を思ってその金額を設定したのか?

Amazonで「セルフメディケーション」って調べると、税制対象商品が出てきました。
大体が1,000~2,000円くらいでした。
そう考えると、1万超えなんてムリじゃない?

 

3:成分表を見てて思うこと

「風邪症状」「頭痛」「おなかの痛み」「アレルギー症状」「ヘルペス」「筋肉の痛み」
に対するもので、軽症の方へって感じかな?
でも、風邪薬はいろんな成分がごちゃ混ぜすぎて、なんともいえない。。
風邪症状に第一世代の抗ヒスタミン薬や麻薬性鎮咳薬はいらない。

カルボシステイン等の去痰薬とアセトアミノフェン

が混ざったものがあればいいんじゃない・・・?
と思ったらあった

去痰CB錠【株式会社浅田飴】
クールワン去痰カプセル|杏林製薬
ストナ去痰カプセル|佐藤製薬株式会社

ま、アセトアミノフェンが入ってないけど、それは
タイレノール
を使用しようかな。

 

4:薬局で買った薬使ってますか?

病院にかかって「風邪だね」って言われた人に

「ドラッグストアとかで売ってる風邪薬とか飲んでましたか?」

って聞くのですが、9割は

何も飲んでないですよ?(何でそんなこと聞くの?の顔)」

で返してくださいます。(ちゃんと聞いた理由はその後説明しております。)
セルフメディケーションはまだまだ浸透していないなというのが現場からの印象です。

 

5:セルフメディケーションについて

ツイッターのTLで流れてた中で
セルフメディケーションって薬を使うこと前提の話だからおかしい」
というのを見ました。

実際、風邪は
「栄養を取って、しっかり休養をとる」
のが一番の早道ですからね。

所詮、薬は症状を抑えるだけで、根本を直すわけではありませんので・・・
そう考えると、休みを取って寝れる社会風土が必要なのかも?

 

6:セルフメディケーションを進める?ためには?

完全なる自論になります。

日本人は基本的に皆保険があるので、病院にいったほうが安くなる場合が多いです。(時間は必要だけどね)
また、【病院に行って診てもらった】という安心感がほしい人も多い。
一番やったらいいのにと思うのは

セルフメディケーション税制は廃止し、収載品を買うときに保健適応あり
②ただし、保健適応のためには「健康診断等の予防策を受けている」「薬剤師の説明を受ける(薬歴などの記載を含め、処方せんの調剤と同じ対応を行う)」

この2点を行っていけばいいんじゃないかなと思います。
ま、国がお金ないから、ムリなんだろうけど

今後、湿布・漢方薬・ビタミン剤・保湿剤の保健適応はずし
その後、非処方せん医薬品の保健適応はずし
が起こると思います。

どーなることやら。

 

とりあえず今日はここまで!

 

参考

セルフメディケーション税制とは|厚生労働省