金欠薬剤師のブログ

勉強の内容や、ツイッターで話題になってることを自分の考えとともに書いています。

薬剤師業務に関連する検査値についての勉強会参加記録

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今回の記事はブログを開始する前に行った【勉強会参加時のメモ】をまとめたものです。
メモをまとめたものなので、違う日のメモをまとめたりしてます。
少し古い情報であったり、講師の方の意向が入っている可能性があります。
追加で調べている部分もありますが、完璧ではございません。
その点、ご了承の上ごらんいただけたら幸いです。

1:eGFR

・eGFRは血清クレアチニン値と年齢と性別から計算する
50未満になると専門医への相談が必要になってくる
・45未満を見たら受診勧奨が必要
・30未満の腎不全stage4になると50%の人が貧血といわれている
・eGFRは痩せた患者で高めに推算される
添付文書等の投与量についてはeGFRでなく、CCrで記載されている

 

2:CCrクレアチニンリアランス)

CCrでは肥満患者で高めに推算されるため、理想体重を利用する
高齢者には適応しにくい
筋肉量が低下している人の場合、血清クレアチニン値をもとに計算すると腎機能を過大評価してしまう

 

3:ALT

脂肪肝等の主に肝臓のマーカー
・脂肪筋でALT20を超えると、骨格筋のインスリン抵抗性が上がっている可能性がある。

 

4:AST

・心筋や骨格筋、肝臓などに多く含まれている

5:TG

食事で1.5~2倍程度まで上がる
・空腹時の値が基準値となっている

 

6:non-HDLコレステロール

・計算方法:【総コレステロール値】-【HDL-コレステロール値】
・全ての動脈硬化起因性のあるリポタンパクコレステロール
130未満が良いとされている

 

7:HbA1c

・暑いと下がり、寒いと上がる。特に2~3月は上がりやすい。
低下する時:【出血時】【溶血性貧血時】【脾臓の機能亢進時】【鉄欠乏製貧血で鉄剤治療による回復時】【エリスロポエチン投与の腎性貧血時】
上昇する要因:【BUN50以上(腎h全患者)の時】【アルコール中毒時】【アスピリン大量内服時】【鉄欠乏貧血時
薬でも血糖が上がる(ニコランジルのCa拮抗作用によるものとか)

8:血糖値

血糖値は数値だけでなく、食後の場合や食事内容など背景を考える必要がある
・野菜ジュースは血糖を上げやすい。野菜そのものをとり、食物繊維をとってもらうことが大切
・運動は食後に行うほうが一番いい
・食後高血糖にはグリニドを有効活用するのがいいかも?
朝の血糖値を下げるだけでもその後の血糖は良くなる傾向がある
・DDP-4阻害薬は食後インスリン値は上がらない。
・GLP-1作動薬はインスリン分泌をしげきする


以上、今回の勉強会メモまとめでした。

 

以下追加で調べた資料等です。

検査項目の内容|日本衛星検査所協会

腎臓の働きをしらべる eGFRの測定|知ろう。ふせごう。慢性腎臓病(CKD)

腎機能推算式の正しい使い方|2012年3月腎薬ニュース