金欠薬剤師のブログ

勉強の内容や、ツイッターで話題になってることを自分の考えとともに書いています。

ゾフルーザの勉強会参加記録

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先日、インフルエンザ全般と話題のゾフルーザ®に関しての勉強会があったので、そのまとめです。
製薬会社が主体の勉強会の為、良いことしか言わなかった印象です。

インフルエンザ全般に対しての内容

・インフルエンザは基本的に接触感染のため、手指衛星が必要
・感染したとき、ウイルス量は24時間で100万個まで増える。
・ウイルス量が多くなるのが早いため、ノイラミニダーゼ阻害薬は48時間以内の投与が大切
・インフルエンザ治療には治療指針がある。
  インフルエンザ治療提言@感染症学会

 

ゾフルーザ®の話

・薬効の新しい、キャップ依存性エンドヌクレアーゼ活性、選択的阻害薬
・食事の影響で血中濃度は低くなるが、有効血中濃度が、24時間保たれるため、空腹時の指定はない
・投与後に早くにウイルス力価が低くなる
・今後、合併症患者や重症症例への事例の良い結果が出てくるので期待してくださいと。。。

 

以上、勉強会のまとめでした。

 

ゾフルーザ®に関しては色々思うところ

 お金に関してはしたのブログ記事参照下さい。

masah616.hatenablog.com

 

既存の薬と効果は変わらず(?)値段が高い!

新しい薬で、日本が先駆けて販売してるってことですが、製薬会社の人体実験にお金をはらって付き合ってあげてるって考えてしまう。。。
実際、採用見送る病院もありますのでね。

ゾフルーザ採用見送りの経緯 - 亀田メディカルセンター|亀田総合病院 感染症科

ま、1回飲むだけって考えると楽だけど、1回飲んで完全回復では無いので注意
数年後には使えなくなっている薬の候補かも?(耐性獲得の確立が高い為)

基本的に小児科での使用は推奨してないし、耐性化も小児は率が高いらしい

 

インフルエンザに感染した場合は、1週間ガッツリ寝ましょう。

周りに移さないためにも!

 

とりあえず今日はここまで!

以下ガイドラインや勉強資料

ゾフルーザ®:添付文書

小児科学会2018/2019年インフルエンザ治療指針

過去のインフルエンザの薬のことを書いたもの。

masah616.hatenablog.com