タミフルドライシロップの後発品の味について
先日、運がいいことに【タミフル®】のジェネリックを味見する機会があったので、そのレビューを書いておこうと思います。
左が先発品、右が後発品
1:後発品のメーカーは?
タミフルドライシロップ®の後発品を出しているメーカーは沢井製薬しかありません。
コレは後発医薬品メーカーとしてのプライドもあるのかも?
実際、大流行した時にどこまで出荷体制を保持できるのか。
最近、先発品でも不良が出ることが多いから、その辺が不安材料。
沢井製薬は大きな会社だし、大丈夫だと信じたい。
2:味はどうなの?
先発品と後発品を一緒に比較しながら味見をしてみました。
その結果・・・
どっちも苦い!
もともとの薬が苦いから仕方ない・・・?
沢井製薬の販売しました資料(?)には
『多孔部分で苦味を軽減しています』
って書いてあったから結構期待したんだけど、苦いもんは苦い。
ただ、後発品のほうが香料がきつい。
香料のせいで、おいしくない感じがしてしまった。。。
ただ、にがい後味の消え方は後発品のほうが早いかなって感じ?
結局味が苦いので、どうしようもない。。。
3:自分勝手な評価
先発品も後発品も苦いから、どっちもどっちという感じかな。
医療費の事を考えると、後発品を使ったほうがいいのだろうけど、
ドライシロップは味が大切だからなんともいえない感じ。
後はどれだけ、飲みやすい方法を見つけられるかどうか!
飲みやすい方法が見つからない場合は先発品のみで対応するかも。
薬は飲んでくれないと意味無いから。
後発品は香料が問題だから、少し開封条件でおいておけば取れるのかな?
ちょっと色々実験してみたいけど、見本品も品薄みたいなのでなんとも。
値段は2018年9月時点で
先発品:200.2円/g、後発品:100.1円/g
15kgの子供で、1日2回5日分処方(一般的な治療)した場合、約10g必要になります。
自治体によっては小児の場合、自己負担が無いところもありますが、
費用全体的には1000円変わってくるから、保険者は勧めるでしょうね。
実は、前情報では予防投与・1歳未満の小児への適応が無いとされていました。
しかし、確認したところ、
予防投与・1歳未満の小児への適応が追加になっていました。
予防投与として使用する場合、全額自費になるので、その観点からみるとジェネリックってありがたいかな。
ただ、できれば・・・
流行前に更なるバージョンアップ
があることを祈ります!
とりあえず今日はここまで!
以下参考資料