金欠薬剤師のブログ

勉強の内容や、ツイッターで話題になってることを自分の考えとともに書いています。

レクタブル勉強会

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業務後に潰瘍性大腸炎の新薬「レクタブル」についての勉強会でした。

そのまとめです。

 

 

薬の成分や治療に関すること

・主成分はブデソニド(コレは喘息の吸入薬であるスピリーバにも入ってるやつ)

・使用時期は基本的には活動期で1日2回投与。寛解期では1日1回や間欠投与の場合はあるが、Drへ確認は必要。ステロイドのため寛解期ではまったく使用しないという場合もある。ここの病態によりけり・・・

6週間使用して効果判定を行う。もし効果が無いようなら中止の検討をしなきゃいけない。

・内服ステロイド薬と異なり、蓄積性が無い。やめる場合は漸減の必要なし。

・副作用として血中コルチゾールの低下などがあるが、使用を中断後2~3週間で戻る報告あり。一過性のものであるとの見解あり。

   

バイスに関すること

・お尻に入れる部分は1回ごとに交換制。意外とやわらかい素材で出来てる。

・使用はたったまま使用する。自分でやるほうがいいみたい・・・

・使用の前には中身がシャバシャバになっていることを確認しなきゃいけない。寒くて内溶液が固まってる場合があるので、振ってもまったく音がしないことがある。(振って音が出ないというクレームがくるかも?)その場合はまず人肌で暖めてから振ってもらう。

・使用は下に向けた状態でしようしないと薬泡が出てこないので注意が必要。ポンプを押した時に泡が出るのではなく、ポンプを離したときに泡が出る構造。そのためポンプを離すときはゆっくりめで、話した後は15秒ほどそのままで待機するほうがいい。

・刺激が少なく、泡の量も少ないので、おなかが張るという報告は無い。

 

余談の情報

開封後2ヶ月を超える場合は安定性にかける。開封後2ヶ月を超えた場合は新しいのを出してもらったほうがいいかも。

・アプリケーション(お尻に入れる部分)のすべりをよくするローションなどは付いてない。ワセリンや、痔の塗り薬を使う場合もあるよう。

・飛行機への機内持ち込みは問題ない。

 

 

とりあえずこんな感じでした。

今日はここまで!